今週の報告(8/25~9/1)【学びの多様性について】

2024.10.14
この週は水,木と北海道東北六県議会から多くの道県議が秋田市に集まって下さいました。私は少しの発表と中締めなどのお役目。
そして先週日曜日になりますが、『子どもたちの『学びの多様性』を学ぼう』という勉強会に参加しました。なかでも、今後の教育政策の根元に置かねばならないと感じたのは、『ニューロダイバーシティ』という考え方です。
『ノーマの幻想』という話が紹介されました。1940年代のアメリカで、完全なる平均値のプロポーションを持つ女性のコンテストが開かれたそうです。3,000人もの応募があり、さぞ僅差の争いになるだろうと思われましたが、なんと審査対象の9つの数値すべてが平均の範囲内に入る女性は1人もいなかったとのこと。私たちは、思っている以上に似ていないのです。
身体ですらそうなのだから、脳のつくりなどはさらに多様。朝が得意な人、夜型の人、数字に強い人、読書が苦手な人。頭のつくりは千差万別なのに、これまでの教育は方法論が均一すぎたのではないか、との指摘には頷くしかありませんでした。
もちろん生徒と教員の数のバランスや学校の配置など、教育資源には限りがあります。しかし教育の根底に『人の脳のでき方はそれぞれ異なるのだ』という基本認識がしっかりと横たわっていなければならない。そのことを思い知った、すばらしい勉強会でした。