【今週の活動報告】(10/28~11/3)

2024.11.04
ここ数日、赤い緊急車両が秋田市周辺でたくさん見られたと思いますが、これは総務省消防庁が主催する『緊急消防援助隊北海道東北ブロック合同訓練』が24年ぶりに秋田市で行われたものです。大規模災害発生時に北海道・東北6県・新潟県が互いに応援し合うための訓練で、自衛隊を含め大量の実車両が各地から派遣されています。
道路陥没には自衛隊の81型自走架柱橋が橋をかけ、倒壊家屋や埋まった車両は各部隊の重機などが実作業で救出する本格的な訓練でした。
平素からこのような広域機動も含めた訓練をしておくことで、いざという時の初動が全く変わってきます。陸自の教範で『戦いは錯誤と混乱を伴うのが常態である』と学びましたが、災害も同じ。有事に『しっちゃかめっちゃか』になる要素を少しでも減らすために、またはそうなる前提での対応力を磨くために、このような訓練は大変重要だと思います。
県では男鹿半島・鹿角地域で孤立集落対策を検討する会議が立ち上げられておりますが、こうした取り組みを現場の実状により即したものにする必要があります。