過疎地域が本気で生き残るために

2020.11.06

【コミュニティ生活圏形成事業】
秋田県内に約5,000あるとされる集落が連携して300ほどの『コミュニティ生活圏』にまとまり、将来にわたって暮らし続けられる地域を実現しようという県の取り組み。『田園回帰1%戦略』などで著名な藤山浩さんの監修により昨年から始めています。
昨夜はにかほ市象潟上浜地区のワークショップを見学しました。

大まかにいうと
①地区の2065年人口推計(現状維持モデル)を見て衝撃を受ける(当地区においては2020年2,013人→2065年391人)
②例えば30代子連れ夫婦や60代定年夫婦などが毎年何組ずつ移住してくれれば人口がどう推移するのか、シミュレーションしてみる
③定住増加を実現するための具体的な取り組みを話し合う

私はこの事業にとても注目しています。
ゆっくりで気付きにくい人口減少の脅威を視覚化できること。そして皮算用でもいいから身近で具体的な目標を設定してみることで、本気で立ち上がろうと思う方が出てくる可能性があるということ。

上浜地区には三崎公園というサーフィン・アウトドアのスポットがあります。通学にはスクールバスで少しかかるけれど、波に乗ってから出勤できるこの町にサーファー家族が何組も移住してくれて…といったシナリオは十分に考えうるのではないでしょうか?

思考の先に未来がある。
できない思考の信者になってはいけません✊