秋田を、日本一持続可能な県に。
〉〉〉秋田県の目指すべき姿

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日本の食は秋田が支える

〈 農林水産政策 〉
※11月15日現在/全県各地で皆様のご意見をお聞きしながら、さらに肉付けしていきます!

まずは規模拡大や法人化、そしてスマート農業など積極的な担い手への支援と育成を継続するとともに、気候変動と食糧安全保障環境の不安定化を見越し、現時点では採算の取りづらい飼料用トウモロコシや小麦、大豆、さらにはバイオ燃料用作物などへの長期的視点での挑戦を支援します。

一方で中山間地域等では、コメ農家の皆さんが高齢となり、新たな担い手も十分足りているとはいえず「もう限界」との声が聞かれます。里地里山の手入れは、農業生産のみならず治水、クマ被害抑止や景観保全など多様な働きをしてくれていること高く評価し、「里地里山に暮らして下さっていることへの感謝」を込めながら温かい支援を継続します。

林業・林産業については、脱炭素の最先進県として、さらに伐採・利活用、再造林のサイクルを進めて持続可能な森林業が県内各地で確立されている未来を目指します。そのために林業のイメージアップと処遇改善、森林経営の頭脳となる高度人材の育成、そしてスマート化による生産性の向上を後押しし、増えつつある若手の林業従事者のさらなる増加と定着を進めます。

水産業については、若手漁業者の育成・定着と蓄養殖などの取り組みを引き続き強力に進めるとともに、洋上風力発電事業による影響を注視しながら、新しいチャンスを生かす挑戦を支援します。

ますます頻発・激甚化する自然災害に対しては、予測と事前対応に最善を尽くすほか、中長期的な温暖化による作目、樹種および魚種の変化等について先駆的に調査研究を行います。